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歯周病はお口の生活習慣病

「歯周病」とは、歯と歯肉の歯周組織に細菌が感染して組織が破壊されていく病気です。進行すると歯を失うばかりでなく、最近の研究では血管障害や心臓病、糖尿病など全身の病気にかかわることがわかってきました。
今回は国民病ともいえる歯周病からお口を守り、いつまでも健康な歯を保つため、歯周病についての正しい知識と予防法、ビタミンC入り歯磨き剤の効果などの情報を紹介します。

Q もしかして、自分も歯周病になっている?
A 日本人成人の8割は歯周病にかかっているといわれています。

 かつては歯槽膿漏と呼ばれていた歯周病。厚生労働省のデータでは、日本人の25歳以上の成人の約8割が歯周病にかかっているという結果が出ています。
 35~40歳前後に発症し、緩慢に進行していきますが、虫歯と違って、自覚症状が少ないために、気がついたときにはかなり進行し、歯がグラグラになっているという人も少なくありません。壊れた歯周組織はもとには戻らないため、歯周病は歯を失う原因の第1位となっています。

Q 歯周病に気がつくシグナルってあるの?
A 歯磨きの際、出血に注意しましょう。

 自覚症状があまりないといわれている歯周病ですが、自分で気がつくシグナルとしては、まず、歯磨きをしたときの出血です。これは口の中のどこかに炎症が起きている証拠。次のような症状が歯周病のシグナルとなります。

《歯周病のソフトシグナル》
●歯肉から出血する
●歯肉が腫れる
●体調の悪い時や疲れているときに、歯が浮いているような感じがする
●歯肉がむずがゆい
●口臭が気になる

   さらに進行すると

●歯が長くなったような気がする
●歯と歯の間にすき間ができる
●歯肉が痛む
●歯がぐらぐらする
●歯肉から膿が出る

Q 歯周病ってどんな病気?
A 歯を支える歯周組織に炎症を起こし、組織を破壊していく病気です。

 歯周病とは、歯と歯肉の間に歯周病菌が感染して、炎症を起こし、歯を支える組織が壊されていく病気です。最初は、細菌の出す毒素や酵素などによって歯肉に炎症が起こる歯肉炎から始まります。炎症が進み、歯と歯肉をつないでいる細胞群が破壊されると、歯と歯肉の間に歯周ポケットと呼ばれる溝ができ、プラーク(歯垢)や歯石がたまります。さらに炎症が広がると、血や膿が出て歯槽骨を溶かし始めます。このような状態を歯周炎といいます。
 歯肉炎の間は歯をよく磨くことで治すことができますが、歯周炎まで進行すると、もとの健康な歯周組織に戻すことはできません。さらに炎症が深くまで進むと、歯周ポケットも深くなり、歯槽骨もどんどん溶けていきます。やがて、歯を支えきれなくなり、歯がグラグラしてきて、最終的には抜け落ちてしまいます。
 歯周病の進行のスピードは人によって違いますが、早い人では20歳代から始まり、自覚症状もあまりないまま、10年~数十年かかって徐々に悪化していきます。歯周病を放っておくと、歯が抜けるだけでなく、全身にさまざまな悪影響を及ぼすことが、近年、分かってきました。全身の健康のためにも、歯周病予防は大切なことです。

Q 歯周病の原因って何?
A 歯の表面や歯と歯肉の間に付着するプラーク(歯垢)です。

 虫歯も同様ですが、歯周炎の原因となるのは、歯の表面に付着しているプラーク(歯垢)です。プラークというと、食べカスだと思っている人が多いようですが、そうではありません。プラークの中味は水分が70~80%、有形成分20~30%からなり、その有形成分の70~80%が細菌なのです。つまり、プラークの正体はほとんどが細菌だといえます。この細菌から出る有害物や毒素が、炎症を起こすもととなるわけです。
 そのほか、歯周病を悪化させる要因としては、甘いものや軟らかいものを好むといった偏った栄養バランス、ストレスによって免疫機能が落ちたり、知らず知らずのうちに歯を食いしばるくせなども影響していると考えられます。また、歯周組織に悪影響を及ぼす喫煙や、加齢による感染防御機能の低下なども悪化させる要因の一つです。

Q プラークを取り除くには?
A 歯磨きを中心にデンタルフロスや歯間ブラシなどを併用します。

 プラークなどを取り除くためには、まず、日常の歯磨きが欠かせません。完全に正しい歯の磨き方をマスターし、実行していれば、かなり高い確率で、歯周病を予防することができます。しかし、歯ブラシだけの正しい歯磨き法を行っても、歯と歯の間や歯肉との境目など歯ブラシが届きにくいところもあります。そのようなところに利用したいのが、デンタルフロスや歯間ブラシです。歯磨きと併用してより効果的にプラークを除去しましょう。
 また、歯周ポケットができてしまうと、その中に入ったプラークなどは自分でブラッシングをしても完全に取り除くことはできません。歯科で3~4ヵ月に1度、プラークや歯石を除去する「プロフェッショナル・トゥース・クリーニング」を受けるようアドバイスをしてあげてください。

《正しい歯磨きをマスター!》歯ブラシでのブラッシング
プラークコントロールには、歯磨きが一番大切ですが、それも正しい磨き方でないと効果はありません。
プラークは、歯と歯の間や歯と歯肉の境目にたまっています。特にこの部分を意識して磨くようにしましょう。
上手な磨き方のポイントとしては、歯ブラシのヘッドは動いていても毛先が動いていないように見えるほど細かい振動で磨くことです。
プラーク除去のためには、1ヶ所につき、15~20回往復し、1回につき、15~20分かけるのが理想です。

スクラピング法  歯面に対して歯ブラシを垂直に当てます。歯周病があまり進んでいない人向きです。


歯に対して唇・頬側は90度に、舌側は45度の角度で毛先を当てる。


数ミリ程度の小刻みな動きで細かく横に動かす。ヘッドは動いても毛先は動かないように見えるほど細かく。



バス法  歯面に対して角度をつけて磨く方法です。歯周病が進行して、歯と歯肉の間にすき間ができている人向きです。


歯に対して45度になるように歯の根の方向に向けて毛先を当てる。


45度に保ったまま、毛先が常に歯と歯肉の溝に当るよう、横に細かく振動させる。


Q ビタミンC入り歯磨き剤はどうして歯周病に効くの?
A 歯肉を構成するコラーゲン繊維の再生を促し、歯周病を予防します。

 歯肉を構成しているおもな成分はコラーゲン繊維で、歯と歯肉と歯槽骨を結びつける大切な役割を果たしています。
 歯周病菌が歯肉に侵入してくると、白血球(好中球)が菌を殺そうとして戦います。ところが、白血球が過剰に攻撃をしすぎて、自分自身の歯肉のコラーゲン繊維までも破壊してしまうのです。その結果、歯肉が腫れて、出血や歯のぐらつきといった症状が出てきます。
 ビタミンCは、コラーゲン合成の必須のビタミンで、壊れたコラーゲン繊維の合成を促す役割を果たします。ビタミンC入りの歯磨き剤を使用してブラッシングすることによって、歯肉の炎症は改善され、歯周組織の破壊を抑えて歯周病の予防に役立ちます。実際、ビタミンC配合の歯磨き剤と配合していない歯磨き剤を比較した実験を行ったところ、ビタミンC配合の歯磨き剤を使った歯周病患者は、ビタミンCを配合していない歯磨き剤を使った患者に比べて、出血や歯肉の炎症、プラークの付着などが優位に改善されることがわかり、日本歯周病学会でも発表されました。
 ビタミンCが歯周病予防に良いことはわかっていましたが、これまでの歯磨き剤の中には、ビタミンCは安定的に存在できませんでした。しかし、非水性基材の中にビタミンCを分散させることで安定化を可能にし、日本で初めてビタミンCを安定配合した歯磨き剤が発売されています。

Q ビタミンC、1%配合と3%配合の使い分けは?
A 年齢や歯周病の進行度合いによって使い分けると効果的です。

 今回、これまでのビタミンC1%配合に加えて、ビタミンC3%を配合した製品が発売されました。実験によって、ビタミンCの濃度が1%から3%に増えることで、歯肉のコラーゲン繊維の合成促進効果が高くなることが証明されています。そこで、使い分け方としては、従来のビタミンC1%配合は、歯肉炎の方に。ビタミンC3%配合は、すでに歯周炎まで進行している方が使用するとよいでしょう。
 ただし、歯周病は自覚症状の少ない病気なので、かかっていても気がついていない人も少なくありません。そこで、若いうちはビタミンC1%配合を、35~40歳を過ぎたらビタミンC3%配合をお薦めします。
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# by wph-sigino | 2012-04-24 14:29 | 眼・鼻・口 | Trackback | Comments(0)

口臭ケア

口臭とは、読んで字の通り口内及び吐く息によって出される悪臭のことを言います。口臭は自分のみならず周りの人々にも不愉快感を与え、円満な人間関係の構築に大きな影響を与えてしまいます。そのために近年、口臭で悩んでいる人が増加していることもあって、口臭の予防対策が重要視されています。ですが口臭といってもその原因はさまざまで、人それぞれです。また原因が1つの場合もあれば、複数の要因が重なっている場合もあります。口臭の原因と口臭予防に役立つ食品をご紹介いたします。口臭ケアにお役立てください。

口臭の原因
口臭は大きく分けて、虫歯や歯周病(歯槽膿漏)、または全身的疾患が原因で起こる「病的口臭」と、起床時(寝起き)やストレス(緊張)、臭いのきつい食べ物を食べた時に一時的に起こる「生理的口臭」に分けられます。
「病的口臭」・・・・虫歯や歯周病(歯槽膿漏)などの口の中の病気や、糖尿病などの全身的な疾患が原因で起こる口臭のことです。口の中の病気が原因で起こるほうが圧倒的に多く90%以上が口の中の病気が原因だといわれています。
「生理的口臭」・・・病気(虫歯・歯周病)などの原因疾患はありませんが、その時の口の中の状態や体調、精神状態によって唾液の分泌量が減るなどして一時的に起こる口臭のことで口の中や体が健康であっても誰にでもみられる口臭のことです。生きていれば誰にでも起こり、基本的には一時的なものです。
これらの口臭に多く共通する原因に唾液の分泌量不足があります。唾液には洗浄作用、抗菌作用、粘膜保護作用、味覚の促進などの役割があり、食事中に大量に分泌され口の中の機能を保つ重要な働きがありますが、何らかの原因で唾液の分泌量が不足すると口の中の細菌が洗い流されず、さらに細菌が増殖・繁殖し、口臭がきつくなったり、虫歯、歯周病(歯槽膿漏)になりやすくなるのです。

口臭予防食品
外出の時や、人と会うときなどに口臭、特に生理的口臭が気になることが多いと思います。こんな時に摂取すると、口臭を抑えることでできる食品をご紹介します。しかしこれらの口臭対策はあくまでも一時的なもので、口臭を根本的に解決することはできません。結局は口臭の原因を突き止め、それを取り除く必要があるのです。

★ガム
 ガムを噛めば自然と唾液が分泌され、口中の口臭の原因となる細菌を洗い流してくれ、口臭予防につながります。ガムの中でも抗菌・消臭効果があるフラボノイド配合のガムは、口臭の原因となる口の中の細菌の繁殖を抑え、口臭予防に効果的だといわれています。現状ではさまざまな味や、香りがするガムが市販されていますが、できれば虫歯になりにくい天然甘味料として特定保健用食品にも用いられているキシリトール配合のガムがいいでしょう。口臭予防のためのガムで口臭の原因となる虫歯を作ってしまったら本末転倒ですからね。

★クエン酸
 クエン酸には疲労回復効果や、血液サラサラ効果、殺菌・除菌作用などの効能があり、口臭のもととなる細菌を殺菌し、口臭を防いでくれるのです。特にレモンや梅干などは唾液の分泌を促してくれますので、口臭予防には効果的な栄養素(食べ物)ではないでしょうか。(コンビニなどで売っているカリカリ梅などもいいかもしれません)。

★昆布・わかめ・ひじき
 昆布・わかめ・ひじきなどに多く含まれているアルギン酸には唾液の分泌量を増加する作用があり、これらを定期的に摂取すると口臭予防に役立ちます。また、固形物を口の中に含むと、体はそれを異物ととらえ唾液を分泌して洗い流そうとするので、スーパーやコンビニなどで販売している「おしゃぶり昆布」などの手軽に食べられる昆布をガム代わりにするのもよいでしょう。この時、昆布を噛まずになめたり、舌で動かせば唾液の分泌量が増加して効果的に口臭予防ができます。

★ハーブ
 ハーブには、消臭・脱臭・抗菌・解毒作用があるといわれているものが多くあり、口臭の原因となる細菌を殺菌したり、臭いのきつい食べ物を食べたときなどに、血液を循環して皮膚や肺から排出される臭い成分を消臭脱臭してくれる効果も期待できます。キャラウェイ、ローズマリー、ラベンダー、レモンバーム、ロベッジ、クランベリー、クローブ、セージ、カルダモンなどに効果があるといわれています。

入れ歯と口臭の関係
入れ歯や差し歯などの義歯は、手入れを怠ると口臭を発生させる原因になります。義歯についた歯垢(プラーク)を義歯垢と呼びます。義歯は、人工物なので臭いには関係がないと思われがちですが、吸水性があるので不潔に使っていると唾液成分が付着し、その中のバクテリアの作用で悪臭が放たれ口臭となります。当然、不潔な義歯をそのまま使っていると、義歯が接触する粘膜面が炎症を起こし、周囲の歯が虫歯や歯周病になり口臭がより強くなることもあります。

入れ歯の役割
噛むことは全身の健康と密接に関係しています。歯の数が少なくなったり、歯の間に隙間ができると、食事をうまく取ることができなくなります。噛みにくい食べものを避けて偏食したり、栄養のバランスが悪くなります。しっかり噛まずに飲み込むことが多くなり、胃などの消化器官に負担をかけます。また、意外に思うかもしれませんが、歯がないと、よく噛まないで食べものを飲み込むため過食ぎみになり、逆に肥満を誘発する場合もあります。

●入れ歯の洗浄
入れ歯の洗浄は、最低でも1日1度は行う必要があります。基本的には食事の後と寝る前に水洗いをします。一般的な歯ブラシか入れ歯用に作られた専用のブラシで丁寧に入れ歯を磨きます。特に樹脂(プラスチック)部分は汚れが付きやすいのでしっかりと磨きます。汚れやすい歯と歯の間や金具部分、バネの部分も注意深く磨きます。同じように自分の歯も、バネがかかっている歯は歯間ブラシなどで丁寧に磨きます。入れ歯洗浄剤も効果的です。手入れを怠ると「カンジダ症」「口内炎」「口臭」などの歯肉や粘膜疾患の原因になります。
●入れ歯の保管
入れ歯を外した後は、必ず入れ歯全体が水に浸かるようにします。入れ歯が乾燥すると変形して口に合わなくなってしまいます。また、外出先などで外す場合も必ずハンカチやティッシュなどを濡らしてから包み乾燥させないようにします。就寝時は入れ歯を外して歯肉や歯を休ませる必要があります。ただし、入れ歯の状態によっては、手入れ後に装着していただいたほうが良い場合もありますので必ず確認してください。
●舌苔のクリーニング食事ができないと舌の表面の糸状乳頭の先端が削り落とされることがなく、どんどん伸びてしまって舌表面に白っぽい毛のようなものがびっしり生え、そこに口腔内の種々のものが付着して舌表面に苔が生えたように見えるのが舌苔です(舌白苔)。この舌苔があまり長期間にわたって多量に付着していると、種々の細菌が増殖しやすく、舌の違和感、味覚異常、痛みなどの原因となります。

# by wph-sigino | 2012-04-18 13:30 | 眼・鼻・口 | Trackback | Comments(0)

ドライアイ

 目が乾く、目が疲れる、目がゴロゴロする・・・といった症状はありませんか?
それらの症状はもしかするとドライアイかもしれません。
 ドライアイは、目を守る涙の量が少なくなったり、涙の性質のバランスが崩れたりすることによって、目の表面に傷が出来る病気です。

こんな人は要注意!
車の運転をする機会の多い人
パソコンを長時間使う人
旅行や出張の多い人
コンタクトを装着している人

ドライアイにならないために
瞬きの回数を増やしましょう・・・涙を補充することができます。
室内の湿度を保ちましょう・・・・50%前後が目安です。
パソコンの画面を目より下に置きましょう・・・姿勢を正すなどして伏目がちに見ることで、眼球が露出する割合が減り、乾燥するのを軽くすることができます。
パソコン使用時や運転時は、適度に休憩を取りましょう・・・1~2時間おきが目安です。
リラックスすることで涙が出やすくなります。

<症状が改善されない場合や少しでも異常を感じたら、早めに眼科医に相談しましょう。>

目について考えて見ましょう
 目は、直径約24ミリのピンポン球大の器官で、身長・体重に関係なくほぼ一定の大きさです。水晶体は、いわばカメラの「レンズ」です。
 レンズから入った光はカメラのフィルムにあたる網膜に送られ、そこに写った像を電気信号に変え、視神経を通して脳の中のモニターに伝わり画像として映し出されます。

目に良いこと、悪いこととはどんなことでしょう
●遠くを見ると目が良くなる
 遠くを見ることで目の筋肉がリラックスします。また、遠くにある山々などの自然を眺めることで、気分的にもリラックスできます。
●テレビやゲームばかり見ていると目が悪くなる
 多くの日本人は近視になりやすい素質を持っていると言われています。テレビゲームが面白いからと夢中になっていると近視になりやすくなるので、長時間のテレビゲームは控えましょう。
●長時間パソコンを使うと目が乾く
 集中して文字や画面を見続けることになるため、瞬きの回数が減ってしまい、目が乾燥するドライアイになりやすくなります。
●たばこの煙は目に悪い
 たばこの煙には4000種以上の化学物質が含まれ、目にとっては異物です。目に異物が入ると、大量の涙が分泌され、時には充血も起こり、目に負担がかかります。また完全に洗い流されない異物が悪影響を与えることも考えられます。

眼精疲労
 眼精疲労とは、疲れ目が進展して、症状が重くなったものを言います。疲れ目は、一時的な目の疲れで、一晩ぐっすり眠って目を休ませれば目の疲れは取れます。しかし、眼精疲労は、十分な睡眠を取るなど目を休ませても目の疲れが取れず、目に疲労症状(眼痛、かすみなど)が生じたり、肩こり・頭痛・全身のだるさなどの症状が残ったり、回復したと思ったら、すぐまた目の疲れが出てきたりします。
原因は、めがねやコンタクトレンズの矯正が合わない、VDTの作業環境、ストレスなどが考えられます。
*VDT:Visual Display Terminal 視覚表示端末(パソコン、ワープロなど)

眼精疲労を予防するためのVDT作業環境
▪画面は、視線が下向きになる位置に置きましょう(目の露出面積が小さく、涙の蒸発が抑えられるため)。
▪意識的にまばたきをして、涙液量を増やしましょう。
▪VDTとの視距離は50~60センチに。
▪自分が一番見やすい明るさにカーテンやブラインド・照明などで調節しましょう。
▪VDT作業は1日8時間以内とし、1時間に10分は休息しましょう。
▪市販のビタミン配合の目薬を目が疲れたときに使用しても良いでしょう。ただし、長期間の使用は避けてください。

目に優しい食べ物
 日頃から、ビタミン、ミネラルが豊富なバランスのよい食事を摂ることが大切です。
目に効果的な食べ物に「ブルーベリー」があります。ブルーベリーには「アントシアニン」が多く含まれています。アントシアニンは、疲れ目や夜盲症、網膜炎などに優れた効果があるといわれています。
その他に
にんじんビタミンA暗い所での目の働きを良くする
青菜類ビタミンC目の酸化を防ぎ、紫外線の害から守る
豚肉ビタミンB1視神経の働きを正常に保ち、老化を防ぐ
レバービタミンB2角膜を保護し、酸化を防ぐ
青魚DHA毛細血管の血流をよくする

仕事で1日中パソコン画面に向かっている人は、日頃から適度に目を休め、
大切にしていきましょう

目薬の正しいさし方
①石けんで手を良く洗いましょう。
②次に、下まぶたを軽く引いて目薬をさしましょう。容器の先がまぶたやまつ毛につかないように注意しましょう。
③まばたきをせず、1分程度目を閉じるか、目頭を軽く押さえましょう。
④最後に、目の周りにあふれた目薬を清潔なティッシュなどで拭き取りましょう。

遅くとも寝る5~10分前までにさしてください。成分が目の中に停滞し、刺激が増すことがあります。そして、何滴もさしてもあふれ出るだけですので、説明書に記載されている滴数を守りましょう。

どこに保管したらいいの?使用期限はいつまで?
 直射日光の当たらないなるべく涼しい場所に保管しましょう。そして3ヶ月を目安に使い切りましょう。容器記載の使用期限は、キャップを開ける前のものです。
*一般用で3ヶ月、医療用では1ヶ月と考えられています。

# by wph-sigino | 2012-04-12 14:29 | 眼・鼻・口 | Trackback | Comments(0)

アレジオン10とは

もともと病院で処方されて飲むお薬が、一般医薬品として販売されるようになったお薬があります。
最近CMでよく聞く、アレジオン10とは、どんなお薬でしょう。

●成分・分量
1錠中 エピナスチン塩酸塩10mg
(添加物として無水ケイ酸、乳糖、ヒプロメロース、ポビドン、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー、マクロゴール、シリコーン樹脂、スチアリン酸Mg、タルク、酸化チタン、トウモロコシデンプンを含有します。)

●用法・用量
成人(15才以上)1回1錠、1日1回就寝前に服用。
▪コップ1杯程度の水又はぬるま湯で服用して下さい。
▪就寝前の服用を忘れてしまった場合は、1回分の服用をとばして、翌日の就寝前に1回分だけを服用して下さい。
▪用法・用量を厳守して下さい。誤って過量服用した場合、もし異常を感じたら、医師又は薬剤師に相談して下さい。

●効能・効果
花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる鼻のアレルギー症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ)の緩和。
 アレジオン10は、アレルギーの原因となる物質(ヒスタミン)や炎症を起こす物質の作用を押さえ、アレルギー症状を改善するアレルギー性鼻炎のお薬です。
症状がアレルギーによるものか、風邪などによるものかわからない人は、医師又は薬剤師に相談して下さい。

●このお薬を使う前に、確認すべきこと
次の項目に一つでも該当する方は、服用することはできません。
□過去に本剤に含まれる成分(エピナスチン塩酸塩)で過敏な反応を経験した事がある人。
□妊婦又は妊娠していると思われる人。
□授乳中の人。(どうしても服用する場合は、授乳を避けて下さい。)
□15歳未満の小児。
□肝臓病の診断を受けた人。

次の項目に一つでも該当する方は、購入する前に医師又は薬剤師に相談して下さい。
□医師の治療を受けている人。
□高齢者。
□薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
□アレルギーによる症状か他の原因による症状かはっきりしない人。

●副作用
服用後、次の症状が現れた場合は直ちに服用を中止し、医師又は薬剤師に相談して下さい。
皮膚→発疹・発赤、はれ、かゆみ
消化器→悪心・嘔吐、口内炎、胃部不快感、腹痛、胃重感、胃もたれ感、腹部膨満感、食欲不振
精神神経系→めまい、不眠、頭痛、頭がボーっとする、しびれ感
その他→むくみ、排尿困難、頻尿、血尿、蛋白尿、ほてり、胸痛、動悸、痰がからむ、息苦しい、倦怠感、鼻づまり、月経異常、苦味を感じる、味覚が弱くなる

服用後、口の渇き、便秘、下痢、眠気の症状が現れることがあるので、このような症状の継続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談して下さい。

まれに起きる重篤な副作用と、それぞれの主な自覚症状を記載します。
副作用であれば、いくつかの症状が同じような時期にあらわれることが一般的です。
肝機能障害・・・吐き気、嘔吐、食欲不振、かゆみ、全身のだるさ、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色になる)などがあらわれる。
血小板減少・・・出血しやすい、鼻血、歯ぐきからの出血、青あざなどの出血症状があらわれる。
以上の自覚症状がある場合は、直ちに医師の診察を受けて下さい。

# by wph-sigino | 2012-03-30 16:53 | 花粉症 | Trackback | Comments(0)

東洋医学と現代医学

 皆さんは病気になったらどうされますか?
多少しんどくても我慢する、寝て治るのを待つなど、個人個人対処の仕方があると思いますが、病院へ行って診察を受け、必要とあらば投薬、注射、手術といった現代医学としての治療を受ける方が殆どではないでしょうか?現在では現代医学なしに病気を治すことは難しいと考えられています。しかし、慢性病や生活習慣病など、現代医学では対処が困難な病気が増え、対処しきれなくなっているのも事実です。
 一方、これまで神秘の力などといわれ、根拠のない医学のようにも扱われてきた東洋医学ですが、最近では世界的に少しずつ注目を浴びるようになってきているようです。これまで難病と申告されていた方が東洋医学によって完治したという声も少なくありません。しばしば取り沙汰される現代医学と東洋医学ですが、基本的な違いを今回は取り上げてみようと思います。

2つの医学の違い
<現代医学>
現代医学とは、私たちの周囲にある医院や病院で行われている医療、またはその理論のことを言います。西洋から伝えられてきたために西洋医学と呼ばれることもありますが、アロマテラピーやホメオパシーなど西洋にも各地で伝統的な医学が存在するため、現代医学という方が正確なようです。
<東洋医学>
日本で一般的に東洋医学というものは、おもに中国で発展したといわれている。日本にも伝わり独自の発達を遂げた伝統医学の事を指します。最も知られているものとして、鍼や灸、漢方薬があげられます。他には按摩、指圧、気功、薬膳(食養生)といったものがあります。

基本的な考え方・・・・・体を見る目の違い・・・・・
 現代医学は、病気の原因・仕組みを知って治療する科学的で合理的な医学です。現代と入っても歴史は古く、起源は古代ギリシャのヒポクラテスとされていて、これまでの呪術的要素を切り離し、科学的な医療を発展させました。
 特徴としてまず言えるのは、体や病気を見る目の違いにあります。解剖学や細胞生理学をベースにする現代医学では、体はさまざまなパーツの集合体とされているようです。そのため多くの疾患の場合、病巣である一つのパーツを中心に病気を見ます。外科や内科、耳鼻科など、医師の専門分野が細分化されているのも特徴です。
●人間は精密な機械である 
 現代医学では、人間は精密な機械の集合体として考えるため、病巣であるパーツを中心に病気を見るようです。病巣が見つかると、病巣単位に血管や神経、またはホルモン異常を見つけ出すことで診断や治療につなげます。人を細分化していく方向で研究するため、ミクロの医学と言われています。また、あらかじめ正常の範囲が決められ、検査の値が正常範囲外であれば病名を特定し治療するという特徴があります。
 東洋医学はマクロの医学とも言われています。人体をひとつの有機体とみなし、常に全体のバランスを視野に入れるためです。診断の際も、病巣の部分だけを診ず全身の各部を診断したり、一見病巣とは無関係に見えるところからアプローチして治療する方法もあるようです。
 自然との一体感を重視するのも特徴で、季節や住環境、食生活や精神状態の変化が人体にどう及ぼすかについての研究も盛んに行われているようです。陰陽五行説という自然界のバランスを説いた思想が理論のベースにあるのも特徴で、陰陽五行説の考え方を診断や治療にも生かされています。
●未病を治療する東洋医学
 現代医学とは違い、季節に応じて体も変化してゆくと考えるため、正常値という概念がありません。「良い状態」が崩れてくると、体は不健康な状態に傾き始めます。病名がはっきりしないのに調子が悪い状態を、東洋医学では未病と言い、治療の対象とします。未病の段階で治療すれば病気の予防の他、症状が軽いままですむと考えるからです。体を良い状態にするのが東洋医学で、予防医療的な視点を持っているのが特徴です。

それぞれの長所・短所
●現代医学
科学技術と歩調を合わすように進歩してきた現代医学は、高度な検査技術を扱うようになり、目覚しい発展を遂げました。診断技術は特に優れていて、これまで人間社会の脅威だった感染症に関する治療や救急医療においては、かなりの効果を発揮しているといわれています。また、現代医学の特徴であり長所として手術が挙げられます。骨折など外科治療は現代医学の領域といえますし、抗生剤、心疾患治療薬、ホルモン剤などはその効果が顕著に現れるようです。
 しかし、慢性疾患に対して根本治療をしたり体質の強化を図るという技術は、決して得意とはいえないようです。病後の回復期などに医師がよく「後は栄養をしっかりつけて。」と言います。しかし何をどう食べるかと言う指示はあまりされていないようです。また、症状が顕在していない状態では病気と判断しないので、未病を治すと言う考え方がありません。その他薬の副作用の問題も残されています。

●東洋医学
 最近では海外でも代替治療が注目され、日本でも漢方が雑誌でも取り上げられるなど、東洋医学などの伝統的治療が見直されるようになりました。がんや糖尿病に代表される生活習慣病など、治療が難しい病気が増えているからではないでしょうか。
 東洋医学は自然治癒力を高め、体のバランスを整え治療していくので、慢性疾患や生活習慣病の重要キーワードである「予防」と言う点において、東洋医学が得意とするところだと考えられます(もちろん、個人の生活習慣の改善具合の影響は大きいようですが)。現代医学の問題に薬品の副作用が上げられますが、漢方薬の場合重大な事態に陥るケースは遥かに少なく、副作用が少ないと言う点においては安心できるところだと思います。
 しかし、東洋医学の資格制度は未整備な点が多くあります。「医師であれば知識が十分でなくても東洋医学が使える」ということから誤診や副作用が発生する可能性も少なからずあります。

統合医療とは?
 統合医療とは現代医学と東洋医学やカイロプラクティックなどの代替療法を組み合わせた医療をさし、各地で試みが行われています。その背景には、生活習慣病を減らすために薬剤など多大な予算をつぎ込んできたにも関わらず高騰していく医療費を、コストの低い代替療法を使うことで医療費が削減できるのではないかと言う考えや、代替医療に共通する自然治癒力の向上をもっと積極的に利用しようと言う考えがあるようです。今日の日本では様々な統合医療が行われており、ある大学院では統合医療分野のコースが設立されました。現在は実効性があるかどうか検証段階のようですが、これからの新しい医療のあり方として注目されています。

現代医学と東洋医学、どう使い分けられたらいい?
 現代医学と東洋医学の使い分けとして、感染症や緊急性のある病気、骨折などは現代医学がよく、慢性症状や、どこが悪いかはっきりしない症状には東洋医学がよいとされてきました。しかし中国では、漢方薬によるウィルス性の感染症であるSARS(新型肺炎・重症急性呼吸器症候群)の治療が行われているように、単純に選択肢を分ける方法はあまり推奨できないようです。場合によっては片方のみ、または療法の診断を受けるなど、病状に応じて臨機応変に使い分けたほうが選択肢も広がり、改善の可能性は高まるでしょう。中国ではこういう方法を「中西医結合」といい、20年前から行われているそうです。
 現代医学と東洋医学、それぞれに優劣はありません。それぞれ長所と短所があるので、自分の生活をより豊かにするために、確かな情報を集め、自分なりに上手に選択していくのがよいでしょう。

# by wph-sigino | 2012-03-27 13:53 | 健康 | Trackback | Comments(0)

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