2009年 02月 12日
花粉症対策 |
今年もテレビなどで花粉の飛散情報が流れるようになりました。
症状、対策などみなさん、もうご存知かと思いますが新たに発症した方のために。
基本情報から。ご参考までに。
花粉症とは?
花粉症とは、アレルギー性鼻炎の一種です。アレルギー性鼻炎は、発症するとくしゃみ鼻水などのアレルギー症状を起こす病気のことをいい、ダニや家の中のちりなどが原因となって発症する通年性のものと、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって発症する季節性の2種類に分かれています。つまり季節性アレルギー性鼻炎のことを「花粉症」と呼ぶのです。現在、日本人の約20%が花粉症を発症していると言われており、今や新しい国民病の一つであると言えるでしょう。
花粉症の原因
花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で発症しますが、その原因となる花粉を出す植物は、日本国内で約60種類あるといわれています。またこの原因となる植物は、2月から11月にかけてほぼ切れ目なく花粉を飛ばすこともあって、年中花粉症を発症する可能性があるので注意が必要です。主に花粉症を引き起こす植物としては、以下のようなものとなっています。
春・・・スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
夏・・・スズメノテッポウ、スズメノカタビラ、カモガヤ、ハルガヤ、ホソムギ、オオアワガエリ、ギシギシ
秋・・・ブタクサ、オオブタクサ、エゾヨモギ、ヨモギカナムグラ
花粉症とかぜの違い
花粉症と風邪は流行の時期が重なることや、同じような症状が現れるので勘違いすることが多くあります。風邪はウイルスによる感染症の一種で、発熱とのどの痛みを伴います。また、鼻水は、当初サラサラしていたものが、数日で黄色い鼻汁に変わります。くしゃみも続けて出ても3、4回程度です。
一方、花粉症は熱が出ることはほとんどなく、また、くしゃみも7、8回続けて出て、1日中続きます。鼻水も透明でサラサラしたものがシーズン中続くのが特徴です。さらに、このような症状に加え、目のかゆみ、充血、涙目、のどのかゆみといった症状があれば、花粉症の可能性があるので、医師に診察してもらうようにしましょう。
花粉症の治療法
花粉症の治療法としては、「初期療法」「導入療法」「維持療法」の3つが行われています。
「初期療法」は花粉飛散の始まる2週間ほど前から抗アレルギー薬の服用を始め、シーズン中も継続することによって発症を遅らせ、症状を軽くするといった効果が期待できます。
「導入療法」は症状が強くなってから行う治療法で経口ステロイド薬の一時的な服用や局所ステロイド薬なども必要となります。
「維持療法」は「初期療法」「導入療法」で症状が抑えられた状態を保つための治療法で、第二世代抗ヒスタミン薬や症状が酷い時には局所ステロイド薬を使用します。「初期療法」または「導入療法」と「維持療法」を組み合わせると効果を高めたまま維持できるので、医師の診察を受け医師の指導と薬の処方に従って行ってください。
鼻をかむのはNG?
鼻をかまないことが花粉症の症状軽減につながるって信じられますか?
鼻水は、花粉に対するアレルギーから鼻粘膜を守るために分泌されるものなので、不快だからと鼻水をかむとアレルギー反応がさらに酷くなる結果を招いてしまいます。
鼻水をかまず、たれてきたならばティッシュなどでぬぐい、くしゃみも口から抜くような中途半端なものに留めましょう。しばらくは鼻にぐしゅぐしゅとした不快感がありますが、やがて鼻粘膜が鼻水で覆われ花粉症の症状とはしばらく無縁でいられます。しばらくの長さは一概には決められませんが、通常は1日、花粉の多いときでも、鼻の違和感やくしゃみは1日に3、4回ですむでしょう。
一度お試しになってはいかがでしょうか。
花粉症のセルフケア
規則正しい生活
充分に睡眠をとり規則正しい生活を送り、ストレスをためないように心がけましょう。
外出時の注意点
外出時には帽子・眼鏡・マスクを着用しましょう。外出時の服装もウールのコートなどは避け、花粉の付き難い表面のツルツルした素材を選びましょう。
天気予報(花粉予報)をチェック
テレビやラジオ、インターネット等で、気象情報や花粉情報をこまめにチェックしましょう。晴れて温かい日、風の吹く日などは花粉が多いので注意が必要です。特に前日または当日の未明まで雨で、その後天気が急に回復して晴れ、南風が吹いて気温が高くなる日が要注意日となります。
帰宅したら
帰宅後は衣服を叩いて付着した花粉を落としてから室内へ。手洗いうがい、洗顔をしましょう。洗眼も行うと一層効果があります。
適度な運動を
自律神経を整えるためにも、適度な運動を続けましょう。普段から鼻で呼吸し、有酸素運動をすることで鼻粘膜を鍛えておきましょう。
洗濯物や布団の取扱い
花粉が付着し、寝ている間の症状悪化につながることがあります。洗濯物や布団、毛布は外に干さない。もし干すときはカバーをつけ、取り込む際によく払って、花粉を落としてから取り込むようにしましょう。
部屋の掃除を徹底しよう。
人が出入りすればどれだけ気をつけていても花粉は部屋の中に入ってきます。掃除はこまめに行い、花粉の飛散量が少ない午前中に済ませましょう。空気清浄機の使用も改善の手だてになります。クリーンな環境を整えましょう。
飛散の多い時間帯は避けよう。
1日のうち朝11時から午後3時の間は、花粉の飛散量が多い時間帯なので、この時間帯は、外出を避け、洗濯物を干さないようにしましょう。
ホームページ(クラスA薬局内)でもアレルギーの情報を掲載していますので、覗いてみてください。
症状、対策などみなさん、もうご存知かと思いますが新たに発症した方のために。
基本情報から。ご参考までに。
花粉症とは?
花粉症とは、アレルギー性鼻炎の一種です。アレルギー性鼻炎は、発症するとくしゃみ鼻水などのアレルギー症状を起こす病気のことをいい、ダニや家の中のちりなどが原因となって発症する通年性のものと、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって発症する季節性の2種類に分かれています。つまり季節性アレルギー性鼻炎のことを「花粉症」と呼ぶのです。現在、日本人の約20%が花粉症を発症していると言われており、今や新しい国民病の一つであると言えるでしょう。
花粉症の原因
花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で発症しますが、その原因となる花粉を出す植物は、日本国内で約60種類あるといわれています。またこの原因となる植物は、2月から11月にかけてほぼ切れ目なく花粉を飛ばすこともあって、年中花粉症を発症する可能性があるので注意が必要です。主に花粉症を引き起こす植物としては、以下のようなものとなっています。
春・・・スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
夏・・・スズメノテッポウ、スズメノカタビラ、カモガヤ、ハルガヤ、ホソムギ、オオアワガエリ、ギシギシ
秋・・・ブタクサ、オオブタクサ、エゾヨモギ、ヨモギカナムグラ
花粉症とかぜの違い
花粉症と風邪は流行の時期が重なることや、同じような症状が現れるので勘違いすることが多くあります。風邪はウイルスによる感染症の一種で、発熱とのどの痛みを伴います。また、鼻水は、当初サラサラしていたものが、数日で黄色い鼻汁に変わります。くしゃみも続けて出ても3、4回程度です。
一方、花粉症は熱が出ることはほとんどなく、また、くしゃみも7、8回続けて出て、1日中続きます。鼻水も透明でサラサラしたものがシーズン中続くのが特徴です。さらに、このような症状に加え、目のかゆみ、充血、涙目、のどのかゆみといった症状があれば、花粉症の可能性があるので、医師に診察してもらうようにしましょう。
花粉症の治療法
花粉症の治療法としては、「初期療法」「導入療法」「維持療法」の3つが行われています。
「初期療法」は花粉飛散の始まる2週間ほど前から抗アレルギー薬の服用を始め、シーズン中も継続することによって発症を遅らせ、症状を軽くするといった効果が期待できます。
「導入療法」は症状が強くなってから行う治療法で経口ステロイド薬の一時的な服用や局所ステロイド薬なども必要となります。
「維持療法」は「初期療法」「導入療法」で症状が抑えられた状態を保つための治療法で、第二世代抗ヒスタミン薬や症状が酷い時には局所ステロイド薬を使用します。「初期療法」または「導入療法」と「維持療法」を組み合わせると効果を高めたまま維持できるので、医師の診察を受け医師の指導と薬の処方に従って行ってください。
鼻をかむのはNG?
鼻をかまないことが花粉症の症状軽減につながるって信じられますか?
鼻水は、花粉に対するアレルギーから鼻粘膜を守るために分泌されるものなので、不快だからと鼻水をかむとアレルギー反応がさらに酷くなる結果を招いてしまいます。
鼻水をかまず、たれてきたならばティッシュなどでぬぐい、くしゃみも口から抜くような中途半端なものに留めましょう。しばらくは鼻にぐしゅぐしゅとした不快感がありますが、やがて鼻粘膜が鼻水で覆われ花粉症の症状とはしばらく無縁でいられます。しばらくの長さは一概には決められませんが、通常は1日、花粉の多いときでも、鼻の違和感やくしゃみは1日に3、4回ですむでしょう。
一度お試しになってはいかがでしょうか。
花粉症のセルフケア
規則正しい生活
充分に睡眠をとり規則正しい生活を送り、ストレスをためないように心がけましょう。
外出時の注意点
外出時には帽子・眼鏡・マスクを着用しましょう。外出時の服装もウールのコートなどは避け、花粉の付き難い表面のツルツルした素材を選びましょう。
天気予報(花粉予報)をチェック
テレビやラジオ、インターネット等で、気象情報や花粉情報をこまめにチェックしましょう。晴れて温かい日、風の吹く日などは花粉が多いので注意が必要です。特に前日または当日の未明まで雨で、その後天気が急に回復して晴れ、南風が吹いて気温が高くなる日が要注意日となります。
帰宅したら
帰宅後は衣服を叩いて付着した花粉を落としてから室内へ。手洗いうがい、洗顔をしましょう。洗眼も行うと一層効果があります。
適度な運動を
自律神経を整えるためにも、適度な運動を続けましょう。普段から鼻で呼吸し、有酸素運動をすることで鼻粘膜を鍛えておきましょう。
洗濯物や布団の取扱い
花粉が付着し、寝ている間の症状悪化につながることがあります。洗濯物や布団、毛布は外に干さない。もし干すときはカバーをつけ、取り込む際によく払って、花粉を落としてから取り込むようにしましょう。
部屋の掃除を徹底しよう。
人が出入りすればどれだけ気をつけていても花粉は部屋の中に入ってきます。掃除はこまめに行い、花粉の飛散量が少ない午前中に済ませましょう。空気清浄機の使用も改善の手だてになります。クリーンな環境を整えましょう。
飛散の多い時間帯は避けよう。
1日のうち朝11時から午後3時の間は、花粉の飛散量が多い時間帯なので、この時間帯は、外出を避け、洗濯物を干さないようにしましょう。
ホームページ(クラスA薬局内)でもアレルギーの情報を掲載していますので、覗いてみてください。
by wph-sigino
| 2009-02-12 11:19
| 花粉症