2010年 01月 27日
冬に多い皮膚のトラブル |
冬は空気が乾燥しているので皮膚が乾燥しやすい季節です。皮膚のうるおいを保つ働きは、加齢に伴って低下するため、高齢者は皮膚の乾燥が起こりやすくなります。きちんと対策をとりましょう。
皮膚の乾燥によるかゆみ
皮膚が乾燥すると、皮膚のバリア機能が低下し、外からの刺激を受けやすくなります。そのため、ちょっとした刺激でヒリヒリ感やかゆみといった症状が起こりやすくなります。
<OTC薬外用剤による対処>
スキンケアには・・・
●こまめに保湿剤を塗って、できるだけ皮膚の乾燥を防ぎましょう。また、かゆくなりそうな時も保湿剤を塗るなどして、掻かないよう対処することが大切です。保湿剤としては尿素を配合したものがよく使われます。尿素には、皮膚をしっとり滑らかにする働きがあります。かゆみを伴う場合は、保湿成分と、抗ヒスタミン薬などのかゆみを抑える成分を配合したものを使うとよいでしょう。
●尿素は刺激性があるため、乾燥がひどくひび割れなどがある場合には適しません。このような場合は、尿素配合のものは避け、血行をよくし新陳代謝を高める働きのあるビタミンE(酢酸トコフェロール)などを配合したものを使いましょう。
炎症を起こし湿疹がみられる場合は・・・
掻いて皮膚が炎症を起こし、湿疹がみられるような場合は、ステロイド性抗炎症成分を配合したものを使います。
~日常生活のポイント~
●入浴についての注意
・熱いお風呂や長湯は避けましょう。皮膚表面のうるおいを保つのに必要な油分まで取ってしまいます。
・入浴の際、強くこすって洗うことは厳禁です。石けんなどは刺激の少ないものを選び、よく泡立ててから、やわらかいタオルや手でやさしく洗いましょう。また、すすぎ残しがないように流しましょう。
・入浴後は、皮膚がしっとりしているうちに保湿剤を塗って皮膚の乾燥を防ぐことが大切です。保湿を目的としたスキンケア商品には、医薬品のほかに医薬部外品や化粧品もあります。その中から使用感の良いものを選びましょう。塗るときは、強くすり込まないでやさしく伸ばすようにしましょう。
●部屋の乾燥を防ぐ
暖房器具で部屋を暖めすぎると、乾燥の原因になるので、注意しましょう。また、加湿器などを使って湿度を適度に保つようにしましょう。
●チクチクする服を着ない
衣類、特に直接皮膚に触れる下着類は、やわらかな木綿製のものがよいでしょう。
●その他
お酒や辛い物などを取りすぎると、体が温まり、かゆみが増す場合がありますので注意しましょう。

皮膚が乾燥すると、皮膚のバリア機能が低下し、外からの刺激を受けやすくなります。そのため、ちょっとした刺激でヒリヒリ感やかゆみといった症状が起こりやすくなります。
<OTC薬外用剤による対処>

●こまめに保湿剤を塗って、できるだけ皮膚の乾燥を防ぎましょう。また、かゆくなりそうな時も保湿剤を塗るなどして、掻かないよう対処することが大切です。保湿剤としては尿素を配合したものがよく使われます。尿素には、皮膚をしっとり滑らかにする働きがあります。かゆみを伴う場合は、保湿成分と、抗ヒスタミン薬などのかゆみを抑える成分を配合したものを使うとよいでしょう。
●尿素は刺激性があるため、乾燥がひどくひび割れなどがある場合には適しません。このような場合は、尿素配合のものは避け、血行をよくし新陳代謝を高める働きのあるビタミンE(酢酸トコフェロール)などを配合したものを使いましょう。

掻いて皮膚が炎症を起こし、湿疹がみられるような場合は、ステロイド性抗炎症成分を配合したものを使います。
~日常生活のポイント~
●入浴についての注意
・熱いお風呂や長湯は避けましょう。皮膚表面のうるおいを保つのに必要な油分まで取ってしまいます。
・入浴の際、強くこすって洗うことは厳禁です。石けんなどは刺激の少ないものを選び、よく泡立ててから、やわらかいタオルや手でやさしく洗いましょう。また、すすぎ残しがないように流しましょう。
・入浴後は、皮膚がしっとりしているうちに保湿剤を塗って皮膚の乾燥を防ぐことが大切です。保湿を目的としたスキンケア商品には、医薬品のほかに医薬部外品や化粧品もあります。その中から使用感の良いものを選びましょう。塗るときは、強くすり込まないでやさしく伸ばすようにしましょう。
●部屋の乾燥を防ぐ
暖房器具で部屋を暖めすぎると、乾燥の原因になるので、注意しましょう。また、加湿器などを使って湿度を適度に保つようにしましょう。
●チクチクする服を着ない
衣類、特に直接皮膚に触れる下着類は、やわらかな木綿製のものがよいでしょう。
●その他
お酒や辛い物などを取りすぎると、体が温まり、かゆみが増す場合がありますので注意しましょう。
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by wph-sigino
| 2010-01-27 15:57
| 乾燥