2013年 09月 18日
目薬は1滴! |
目薬は1滴で十分なんですって! 知ってました?
では、目の構造と点眼剤の使用方法を学びましょう。
眼球の断面図
眼球はほぼ球形で、その直径は24mmです。眼球壁は3つの膜から形成されています。
眼球の内容は房水、水晶体および硝子体です。角膜と虹彩の間を前房、虹彩の後面、毛様体と水晶体の間を後房といい房水で満たされています。
点眼剤の眼内移行状況
お分かりでしょうか。点眼剤の1滴を100として、結膜嚢には20しか留まりません。角膜には0.5~0.1です。
点眼剤の使用法
○点眼方法
①下まぶたを下方に引いて、眼から約2cm離して目尻のところへ点眼する。点眼瓶の先が眼にさわると、眼に傷をつけたり、眼の分泌物や細菌などが点眼瓶の中に逆流し、汚染されるので注意が必要である。
②点眼後はまぶたを閉じて、瞬きをしない。すぐに瞬きをすると点眼剤が流れ出やすくなる。また、涙嚢部を指先で圧迫することも効果がある。
③点眼後は、指で眼をこすらないで、清潔なハンカチなどでかるく押さえ、流れ出た点眼剤を拭き取る。
○用法・容量
点眼剤の1滴量は約50μLであるが結膜嚢に保持できる最大液量は約30μLであるので1回1滴で十分である。点眼回数は1日1~6回の範囲で点眼剤により定められているが、医師から指示された用法・容量を守ること。
○併用する場合
①2種類以上の点眼剤を併用するときは、5分以上間隔をあけて点眼する。2種類以上の点眼剤を点眼すると、後で点眼した点眼剤が先に点眼した点眼剤を押し出すので点眼間隔をあけないと効果が悪くなる。また、点眼により配合変化を起こすこともある。
②一般的な点眼順序としては、効果を期待する点眼剤を後に点眼する。涙液のpHに近い点眼剤を先に点眼し、油性点眼剤、粘性の高い点眼剤および眼軟膏は滞留時間が長いので後から点眼する。
○開封後の使用期限
表示されている使用期限は開封前の状態について保証しているものである。開封後(1度ふたを開けたら)は二次汚染の可能性があるので、少なくとも1ヶ月位で使用する。ただし、用時溶解して用いる点眼剤は溶解後の使用期限が定められているのでその期限に従う。
○保存方法
点眼剤によっては温度や光で成分が変化してしまうことがあるので、保存方法「冷暗所保存」などの指示されている場合にはそれに従う。特に注意が無くても直射日光を避け、涼しいところに保管する。
では、目の構造と点眼剤の使用方法を学びましょう。
眼球の断面図
眼球はほぼ球形で、その直径は24mmです。眼球壁は3つの膜から形成されています。
眼球の内容は房水、水晶体および硝子体です。角膜と虹彩の間を前房、虹彩の後面、毛様体と水晶体の間を後房といい房水で満たされています。
点眼剤の眼内移行状況
お分かりでしょうか。点眼剤の1滴を100として、結膜嚢には20しか留まりません。角膜には0.5~0.1です。
点眼剤の使用法
○点眼方法
①下まぶたを下方に引いて、眼から約2cm離して目尻のところへ点眼する。点眼瓶の先が眼にさわると、眼に傷をつけたり、眼の分泌物や細菌などが点眼瓶の中に逆流し、汚染されるので注意が必要である。
②点眼後はまぶたを閉じて、瞬きをしない。すぐに瞬きをすると点眼剤が流れ出やすくなる。また、涙嚢部を指先で圧迫することも効果がある。
③点眼後は、指で眼をこすらないで、清潔なハンカチなどでかるく押さえ、流れ出た点眼剤を拭き取る。
○用法・容量
点眼剤の1滴量は約50μLであるが結膜嚢に保持できる最大液量は約30μLであるので1回1滴で十分である。点眼回数は1日1~6回の範囲で点眼剤により定められているが、医師から指示された用法・容量を守ること。
○併用する場合
①2種類以上の点眼剤を併用するときは、5分以上間隔をあけて点眼する。2種類以上の点眼剤を点眼すると、後で点眼した点眼剤が先に点眼した点眼剤を押し出すので点眼間隔をあけないと効果が悪くなる。また、点眼により配合変化を起こすこともある。
②一般的な点眼順序としては、効果を期待する点眼剤を後に点眼する。涙液のpHに近い点眼剤を先に点眼し、油性点眼剤、粘性の高い点眼剤および眼軟膏は滞留時間が長いので後から点眼する。
○開封後の使用期限
表示されている使用期限は開封前の状態について保証しているものである。開封後(1度ふたを開けたら)は二次汚染の可能性があるので、少なくとも1ヶ月位で使用する。ただし、用時溶解して用いる点眼剤は溶解後の使用期限が定められているのでその期限に従う。
○保存方法
点眼剤によっては温度や光で成分が変化してしまうことがあるので、保存方法「冷暗所保存」などの指示されている場合にはそれに従う。特に注意が無くても直射日光を避け、涼しいところに保管する。
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by wph-sigino
| 2013-09-18 16:19
| 眼・鼻・口